平成14年度から京都府豚肉品質向上研究会が開催されています。これは京都府内の肉豚生産者が自慢の肉豚を持ち寄り、肉質等の比較検討を行うとともに、消費者が求める「安全で安心なうまい肉豚」を作る切磋琢磨の場としています。肉質の講評には、近畿大学生物理工学部の入江正和教授を迎えて厳正に実施しています。

「パン給与でおいしい霜降り入り肉に…」養豚を取巻く環境や意識は時代と共に変わってきました。食品リサイクル法（平成１３年）の施行を受けて、食品関連業者は食品残渣の再利用に取り組む時代です。近年は肉質向上の研究が進み、パン類を混ぜた飼料で育てた豚は甘味があり、軟らかい霜降りになることが分かってきました。

家畜排せつ物処理法の完全施行（平成１６年）に伴い、健全な養豚経営を維持することと共に、最も重要なことは環境への万全な対策なのです。 　臭気対策として微生物資材を飼料に添加する一方、家畜糞尿は固液分離し、糞は完熟堆肥にして、地産地消に取り組む地元の野菜生産グループに供給しています。

• 代表取締役　北側 勉
• ・昭和４９年に大阪府堺市から日吉町へ移転
• ・昭和５６年には法人化
• ・京丹波町に質美分場（肥育農場）を設置
• ・汚水処理施設を設置
• ・交配豚舎に冷房装置を導入