▼ 畜産製品 環境にやさしい土づくり

環境にやさしい農業は、まず、土づくりから

土づくりには3つの柱(深耕、有機物の投入、土壌改良資材の施用)があります。
堆肥を施用すれば、3つの柱のうちの「有機物の投入」、「土地改良資材の施用」 のふたつの効果が得られます。
活力ある土づくりを目指して、積極的に堆肥を利用しましょう。少し時間がかかるかもしれませんが、 続けて使えばその効果が現れてきます。
施用量と施用時期は、次の表を参考にして下さい。

  • 家畜ふん(尿)堆肥の施用基準
  • 単位:(t/10a)
    (土づくり推進指導資料より)
  •   施 用 時 期
    堆  肥 乾  燥 堆  肥 乾  燥
    水     稲 1 ~ 3 0.5 ~ 1 1 ~ 2 0.5 10 月 ~ 12 月
    豆     類 1 ~ 2 0.5 ~ 1 0.5 ~ 1 耕   起   前
    飼 料 作 物 3 ~ 5 ――― 3 ~ 4 ――― 耕   起   前



    葉 菜 類 2 ~ 5 1.5 ~ 2.5 2 ~ 4 1 ~ 2 は種の20日以前
    根 菜 類 1 ~ 2 0.5 ~ 1 0.5
    果 菜 類 2 ~ 5 1.5 ~ 2.5 2 ~ 4 1 ~ 2
    施 設 野 菜 2 ~ 4 1 ~ 2 2 ~ 3 は種の30日以前
    花     き 2 ~ 4 1.5 ~ 2 1 ~ 2 耕   起   前
    果  樹  園 2 ~ 4 1 ~ 2 1 ~ 3 11 月 ~ 4 月

● 水田(水稲)での利用 ●

  • 堆肥はできるだけ年内に施用するようにして下さい。 特に稲わらを一緒にすき込む場合は、収穫後早い時期にすき込むことをお薦めします。 (稲わらや十分に発酵していない堆肥を春季(特に作付け直前)に施用すると作付け 後に急激な分解が起こり、 窒素飢餓や土壌中の酸素不足が生じる場合がありますので注意して下さい。)
  • すき込み作業は、駆動型ディスク、深耕ロータリー、プラウなどの深耕作業機を利用して、 作土深15cm以上を目標に深耕して下さい。

● 畑地(水稲以外)での利用 ●

  • 牛ふん(尿)堆肥なら10アール当たり年間2~5tを数回に別けて施用して下さい。
  • 作土層が年々浅くなる傾向がありますので、プラウ耕により深耕し、作土層の拡大(25cm以上を目標)に取り組んで下さい。

堆肥の入手先 、堆肥の使い方、堆肥の作り方などのお問い合わせは、お近くの農業改良普及センター、又は広域地方振興局農林商工部企画調整室へ。