- Xさんは、福知山市在住で、常時11,800羽のブロイラーを飼養する管内でも大きな農家で、京都府ブロイラー協議会長も努めておられます。
- 地域は、良質米や園芸作物(キュウリ等)の振興地域で土づくりに熱心な農家が多く、堆肥の供給は大きな課題になっていました。
- 地域では、平成4年度に農協が事業主体になり農業構造改善事業によりライスセンターと堆肥等供給施設(100m2)が設置されました。
- この堆肥等供給施設は、ライスセンターから出るモミガラを主体に、Xさんの経営から排出される鶏ふんと発酵促進材を混合し、水を加えることによって発酵に適した水分とした後堆積発酵しています。
- 平成10年度は、このようにして生産された堆肥が約100トンほ場に還元され、良質米や園芸作物(キュウリ等)の生産に大きく貢献しました。
- 下豊富地区でも、同様に昭和54年度にライスセンターが設置されており、当時からXさの経営から排出される鶏ふんを使った堆肥生産が行われてきました。
- Xさんは、若い時から一貫して農業に従事してこられ、養鶏だけでなく、地域の農業全般について積極的な活動をしておられます。
- 農業の後継者不足により農地の維持管理が困難になりつつある中、大いにリーダーシップを取っていただきたいものです。
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