- 京都市出身のQさんは、綾部市で自然農法を目指し、現在、国産の褐色卵殻鶏1,600羽と京地どり100羽(常時)を飼養している。
- 鶏は開放鶏舎で平飼いし、飼養密度は2~3羽/m2(平飼いは8~10羽/m2が一般)と、非常にゆったりしている。
飼料は、地域の未利用資源を積極的に利用することとし、米ぬかや、綾部市内の豆腐店からのオカラ、その他木炭や竹炭、牧草、地場野菜等自然の原材料を独自の割合で配合し与える等「環境にも鶏にもやさしい畜産」を実践している。
- このように昔ながらの方法で生産された鶏卵は地域特産物として観光施設で扱われるとともに地元スーパーや、京都市のデパートでも販売されている。
- また、京都市への販売の際に、綾部市内の有機農法の仲間の無農薬野菜等も併せて販売するなど、地域と都市の橋渡しとしての役割を果たしている。
- これらの努力により、京都市内の自然食品店やデパートでは、これらの生産物が高い評価を得るようになり、結果として地域の自然・農業の都市へのアピールに多大の貢献をすることとなっている。
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