- P氏は採卵鶏2500羽を飼養する養鶏農家です。自家配合、無農薬(ポストハーベストフリー、遺伝子組み換えフリー)をモットーにし、地域の仲間と共同で飼料購入、卵の調整・出荷・配送を行っている。
- 経営のもう一本の柱は水稲で、耕作面積約4ヘクタールを耕作している他、農作業受託組合のオぺレーターとして刈り取りを中心に約4ヘクタールの作業受託を請け負っている。なお、同組合は今年度から地域の21世紀型地域農場づくり事業の受託組織として畜産仲間とともに積極的に参画することとしている。
- また、P氏は次の様々な地域活動で活躍されています。
1.「生命とくらしを考える土と滋養の会」を発足し、平飼卵、減農薬米、減農薬野菜を市内を中心に提供している。
2.村づくり委員会の企画部長として「村のことを考える・みんなに夢を」をモットーに、「ふるさと再発見キャンペーン」を実施しています。
3.ふるさと塾の広報として各種イベントを展開し、地域活性化に取り組んでいる。
4.農業小学校の校長として、毎年50名前後の中学生から幼稚園児までを対象に、米づくり等の農業体験や沢登り、星の観察等の自然体験を実施し、子供たちに自然とふれあうことの大切さについて語り続けている。
- 鶏糞処理は天日乾燥し、減農薬米・減農薬野菜に使用し、順調にはけてはいるが、地域の酪農家を中心に計画されている堆肥センター計画についても理解を示し、地域の仲間ともに地域全体での耕畜連携についての模索が始まった 。
- 今後は、自給飼料を作り完全自給の無農薬飼料による卵の生産を夢見ている。
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