- 福知山市の畜産は長年にわたり伝統の「和牛」に情熱と信念をもつて取組み、地域農業とともに発展してきた。
- しかし、和牛繁殖農家の高齢化、地域の都市化が進む中、新規の農家の確保等多くの課題に直面している。
- そのようななか、甘栗畜産センターは、家では牛を飼うことが出来ない非農家でも、どうしても牛を飼いたい人のための趣味と実益を兼ね備えた繁殖和牛の共同経営施設です。
- 福知山市農業協同組合所有の牛舎を借り受け、共同牛舎、共同作業を基本に7名の会員で構成し、会員毎の繁殖牛をそれぞれ所有し常時約20頭の飼育を行い、生産された子牛は個人で出荷しています。
- センターでの通常作業は当番制で行い、それぞれの会員が適当な休日を取りながら、ゆとりある畜産経営ができるシステムとなっていて、基本料金に作業料、飼料代等が加算・減額され月に1回精算する方法をとっています。また、自給飼料の確保、牛舎の堆肥出し、子牛せり市の出荷等は共同で行い、センター会員が一体となって協力し、他地域では見られない畜産経営が発展しています。
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