F牧場(F
丹後地区・乳用牛

●所在地 与謝郡
●キーワード 堆肥の低コスト生産
地域と連携した堆肥の供給
●推薦者氏名 京都府丹後家畜保健衛生所


  • F牧場はJA京都丹後酪農部会の会員で乳用牛100頭(成牛70頭)を飼養する酪農家である。

  • 飼養形態はフリーストール・ミルキングパーラー方式で、飼料は混合給与である。

  • 夫婦と両親の4名の家族経営で、父親が堆肥の生産販売、妻が堆肥の販売を担当している。

  • 平成10年度にふるさと農林振興事業により堆肥舎を増設し、1~4月の非需要期の堆肥の処理が可能となった。

  • 堆肥は牛糞尿ともみがら、おがくずの副資材を堆肥舎で堆積・切返し(2週間)、1次発酵した堆肥と、更に2次発酵させ、岡田式乾燥ハウスで乾燥し袋詰めした堆肥の2種類を生産している。生産割合は、1次発酵堆肥が70%、2次発酵堆肥が30%程度である。

  • 堆肥は地元の有機米生産グル-プと提携し、水稲用に1次発酵堆肥、野菜用に2次発酵堆肥を販売している。これにより低コストの1次発酵堆肥の80%以上が販売されている。

  • 袋詰めした堆肥は高付加価値商品として野菜・果樹向けに地元及び周辺地域に販売している。

  • 今秋からは地元町内及び近隣の耕種農家の要請に応えるためマニュアスプレッダー及び運搬車(低床車)を購入し1次発酵堆肥の散布受託を大幅に拡大しており、地域の土づくりの担い手として活動している。

表 堆肥販売状況
堆肥 供給先 供給量 価格
1次発酵 地元グループ
不特定
310t
50
1千円/t
2.5
小計 360
2次発酵 地元グループ
不特定
30
105

23(350円/袋)
小計 135 23

合計 495


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