- E氏はJA京都丹後酪農部会の最年少会員で乳用牛43頭(成牛26頭)を飼養し、水稲7haを栽培する複合経営農家である。
- 飼養形態は対尻式繋ぎ方式で、環境保全を最優先する立場から増頭を自制する一方、国営開発農地等で2.7haのスーダングラスを栽培し堆肥を活用しつつ購入飼料費を低減している。スーダングラスは全量をラッピングロールベールサイレージで給与している。
- 牛群の改良(酪農経営強化対策事業)に積極的に取組み、スーパーカウ(ダイアモンド)2世3頭、3世8頭、4世1頭 計12頭の高能力牛を生産し、牛群の能力が向上した。
- 水稲生産は自作1.4haと小作5.6haの計7haに加え、農作業オペレーターとして2haの田植えと5haの刈り取りを行っており、地域の生産を支えている。また、地力の低い水田には刈り取り後、堆肥を投入している。
- 5.6haの受託面積は町内でも5指に入る規模であり、担い手として地域からは更なる面積の拡大を求められている現状である。E氏もこれらの地域の要望に応えるため今年は自ら6条刈りの大型コンバインに更新するほど地域との融和を最優先に活動している。
- さらにE氏自身トラクター等の大型機械に強く、また誰にでも好かれる性格のため 、冬季にはバスやダンプ等の大型車スノータイヤ装着等出番が多く地域にとってかけがえのない存在になっている。
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