D牧場(D
丹後地区・乳用牛

●所在地 宮津市
●キーワード 地域青年組織
●推薦者氏名 京都府丹後家畜保健衛生所


  • D氏(34歳)は宮津酪農協同組合の組合員で乳用牛28頭、育成牛11頭を飼養する酪農家である。

  • 飼養形態は対尻式繋ぎ方式で、両親と本人の3名で管理している。

  • 堆肥は舞鶴市の草地に還元し、自給飼料としてスーダングラスを栽培し、ラッピングロールベールサイレージに調製している。

  • 酪農経営強化対策事業に最初に取組み、府内初のスーパーカウ2世が誕生した。現在までにスーパーカウ3世を4頭、4世を1頭生産しており、本事業により牛群の改良が進んだ。

  • 宮津・与謝の若手農業者のグループ「わかさ会」を結成し、3年間会長として農業の活性化、地域おこしに取り組んできた。「わかさ会」は宮津地域で野菜、果樹、畜産、水稲、エノキ生産加工等を生産する農業青年12名の集まりで14年前に結成されている。その中でD氏は中心となって活動し、グループ共同で18aの土地を借り上げ、牛ふん堆肥を施用したサツマイモを栽培している。毎年秋には宮津市、伊根町、野田川町の産業祭及び農業祭においてヤキイモ、おさつスティックを提供し、「堆肥で作ったおいしいイモ」と大好評を得ている。

  • また宮津市の福祉課と連携をとり地域の保育園児のイモ掘り行事にも積極的に開放しており、まさに地域に根ざした活動と言える。こうした青年活動は農業に従事する若者の出会いの場ともなっており、今秋には一組のカップルが誕生したところである。




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