耕畜連携による飼料作物の生産と供給
中丹地区・乳用牛

●所在地 綾部市
●キーワード 耕畜連携
堆肥流通
地域一組織型農業
●推薦者氏名 綾部市経済建設部農林課


  • 小畑営農組合は、地区内の耕種農家が転作田に栽培した飼料作物を地区内の畜産農家に供給するとともに、畜産農家が収穫後の転作田に良質な堆きゅう肥を還元する取り組みを地域ぐるみで進めています。

  • 団地化転作飼料作物生産振興事業を利用して平成10年度から取り組んでいるもので、約3haのほ場で生産された飼料作物が主にロールベールにされて、畜産農家へ供給されています。

  • 小畑地区はブロックローテーションが確立されていることから、飼料作物収穫後堆肥が散布されたほ場には翌年は水稲が作付けされます。つまり、同じほ場で飼料作物が連続して栽培されることはなく、より多くのほ場に堆肥が還元されるシステムが確立されているといえます。

  • 綾部市においては、すでに篠田地区が、本事業の活用により、地域ぐるみで耕種、畜産農家が相互に飼料、堆きゅう肥を供給することで耕畜連携農業を確立させています。

  • 組合長でもある酪農家のCさんは平成8年に家族経営協定を締結し、モデル的農業を取り組まれているかたわら、21世紀型地域農場づくり事業の地域マネージャーとなり地域農業の確立の牽引車として活躍されるなど、地域指導者としてなくてはならない存在です。


今後の方向
今後の展開としては、小畑地区の取組みを広く紹介することにより、 地域農業 の中で畜産・畜産農家が担うことができる役割の重要性と有効性を地域の農家にアピールし、畜産農家を核とした地域ぐるみの耕畜連携農業の輪を広げていきたい。


戻る